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中国ビジネスに関わる方にお勧めしたい本「島国チャイニーズ」

2012年2月 3日 12:09

こんにちは、チャイナプロジェクトの樋笠です。私は中国関係の仕事をするようになってはじめて、日本に住む中国人の方と直接お話する機会ができました。この本は、在日中国人のリアルな姿を描いており、劇団四季の俳優、芥川賞作家から、留学生、東北の中国人妻まで、200名におよぶ取材によってさまざまなエピソードが紹介されています。非常に興味深い内容で一気に読みました。

島国チャイニーズ(野村進著)ShimaguniChinese.jpg


残念ながら日本では中国に反感を持っている日本人も多くいると思います。優秀なビジネスマンの方でさえマスコミや新聞報道の影響で「なんとなく中国はきらい」という方も多いでしょう。この本はそんな先入観を超えた事実として、日本で暮らす68万人の中国人の方こそ日本の良さを理解しており、味方になってくれていることに気づかせてくれると思います。日本で中国ビジネスに関わっていらっしゃる方にはとくに一読をお勧めします。


【目次】
第一章 劇団四季の中国人俳優たち
第二章 日本で大学教授になる中国人
第三章 中国人芥川賞作家の誕生
第四章 留学生は“反日”か
第五章 北国の中国人妻たち
第六章 神戸中華同文学校
第七章 女たちの池袋チャイナタウン


内容説明
「反中」「嫌中」が蔓延する日本に生きる、在日チャイニーズたちのひたむきな人間模様。名著『コリアン世界の旅』の著者が15年ぶりに描く「在日」の新しい、希望の物語。


「ここで私の立場を明確にしておくと、現在の中国共産党が率いる中国政府の諸政策に、私はきわめて批判的である。一方、在日チャイニーズに対しては、ひとことで言うと『人によりけり』の姿勢で応じている。


中国政府のやることなすことが気に入らないから、中国人というだけで毛嫌いするのは、まっとうな判断力を持った大人の対応ではない。しかし、現在の日本では、そのような大人が目に見えて多くなっている。彼らの劣情を煽って“商売”にしているかのようなマスメディアや言論人も、大手を振るっているありさまである。(中略)


私が二百人を超える在日チャイニーズを取材した結果では、彼らの大半が日本での生活におおむね満足しており、留学生のほぼ全員が、少なくとも来日時には親日か、もしくは好日であった。(中略)こうした彼らの実態が、日本人にはあまりにも知られていないのではないか。(中略)


両者の深い断絶の谷間を、活字の飛礫(つぶて)でいくらかなりとも埋めていこうというのが、本書の最大のねらいであり、私のささやかな希望でもある」(著者 まえがきより)

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